京大院卒が厳選した英作文のおすすめの参考書・問題集と勉強法
(※この記事は2018年6月1日に更新されました)
「英作文の問題集って多すぎて、どれを使えばいいかわからない」
「英作文の勉強方法がわからない」
「例文の暗記って必要?」
この記事はそんなあなたに向けて書いています。
- 0.例文暗記は必要ない
- 1.中学レベルの文法をきちんと使えるようになる
- 2.アウトプットできる語彙を増やす
- 3.大矢復英作文講義の実況中継で英作文の標準レベルをマスターする
- 4.過去問で実践力をつけていく
- まとめ
0.例文暗記は必要ない
竹岡広信の代表作であるドラゴンイングリッシュの例文を必死で暗記していました。
ただ悲しいことに受験問題ってその例文がそのまま使えるような形では問題をだしてくれないわけです。
1.中学レベルの文法をきちんと使えるようになる
そんな中学英語をきちんとアウトプットできるようになりたい人にオススメなのが毎日の英文法です。
この毎日の英文法は受験参考書ではありませんが中学英文法をネイティブの視点から説明している良書です。
この毎日の英文法を3周ほどして、中学生レベルの英語ならすらすら言えるようにしてください。
ぼく自身も浪人生の時に毎日の英文法ではありませんが、中学英文法のアウトプットをやったことでかなり中学英語が使えるようになったと思いますし、この中学英語が京大の英作文に役立ったと思います。
2.アウトプットできる語彙を増やす
英作文の語彙に関してはシステム英単語の1章レベルまでがきちんとアウトプットできれば十分です。
正直2章のレベルでも使える所が限定されてくるのでアウトプットできる必要はありません。
特に英作文に関しては語法のミスを減らして減点される部分を減らしていきたいので、ミニマルフレーズで覚えていってください。
このミニマルフレーズが英作文に使えるというのが僕がシステム英単語をオススメする理由の一つでもあります。
【大学受験】現役京大生がDUOや速読英単語ではなくシステム英単語をおすすめする理由
3.大矢復英作文講義の実況中継で英作文の標準レベルをマスターする
中学レベルの英文法と高校基礎レベルの英単語がアウトプットできるようになったら、次は大矢復英作文講義の実況中継で標準レベルの英作文をしていきましょう。
なぜこの大矢復英作文講義の実況中継を選んだかと言いますと、ぼくが受験生の時に使っていて良かったというのもあるんですが、大学生になり再び英作文の参考書を見ていく中で
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英作文の視点から文法を学べる
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表現リストが良い
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自由英作文の書き方が学べる
と非常に利点が多く完成度が高いと感じたからです。
1.英作文の視点から英文法を学べる
ほかの基礎的な英作文の参考書はこういう日本語はこう英語に直してくださいというものばかりなんですが、この大矢復英作文講義の実況中継は受験生が間違えやすい文法要素を英作文を通して学んでいくことができます。
この英文法を違う角度から理解を深めていけるというのが英作文の参考書はいらないんじゃないかと考えていたぼくがこの本を採用しようと思った一番の理由です。
2.表現リストが使える
この本のPART2は「これを英語ではどういうの?」というテーマで日本人が間違って使いやすい英語を紹介してあります。
正直この表現をきちんと覚えることができたら、あとはいかに難しい日本語を自分の使える表現に直すことができるかだと思うので表現のリストとしては十分です。
3.自由英作文の書き方が学べる
自由英作文は日本語の作文のように適当に思いついたことを書いていくのではダメできちんと書き方にルールがあります。
自由英作文のルールを簡潔に説明してあるので、この書き方を覚えてあとは実戦で書いていけば十分です。
4.過去問で実践力をつけていく
大矢の英作文講義の実況中継が終わったら次は過去問演習に入っていきます。
ここで難関大学志望の人や参考書マニアの人はもう過去問に入るの?もっと難しい英作文の問題集しなくていいの?と思うかもしれません。
ただ質問したいんですが、例えば受験生が大好きな竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本ですがあれをやって本当にできるようになると思いますか?
言い方を変えるとあれをやって本当に試験本番で英作文が書けるようになると思ってますか?
一般的に難関大志望の人がやらなければならないと言われている竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本や最難関大への英作文などは、正直英作文じゃなくて翻訳のレベルですからね。
この難しい日本語は英語でいうとこうなんですよ(ドヤ)みたいな感じで書いてますけど、そんな難しい日本語に対する英訳とかニュアンスをいちいち覚えれるはずないじゃないですか。
それを見てこんなに難しい日本語訳とかニュアンスをわからないとダメなんだって焦る受験生が多いので本当にやめてほしいです
実際ぼくは浪人生の時に京大対策として竹岡広宣の英作文が面白いほど書ける本をやりましたが全然役に立ったと思いません。
英作文のパターンは全部覚えるもんだと考えて、難関大学の英作文をするのに必要な難しい日本語を自分の書ける日本語に直す和文和訳能力を形成する妨げになっていたと思います。
それでは難関大学に必要な必要な和文和訳能力をどうやってつけるかというと実際に過去問を解いていくなかで自分で試行錯誤をするしかないです。
東大、京大、早慶志望の人も旧帝大志望だけどまだ志望校が決まっていない人もまずは神戸大の英語15ヵ年がバランスがよく和文英訳から自由英作文がそろっているので、自分の大学に出る形式の問題をやりこんでいきましょう。
ただし志望校が東大、京大のなどの最難関大学の人は問題が大学によって特徴的なので、直前で時間がないならば自分の志望校の大学の過去問を解いていくべきです。特に東大、京大は25カ年が出ているので25年分をやりこみましょう。
過去問を解くときに意識すること
中学英語レベルもシス単の1章レベルの語彙もアウトプットできるようになったし標準レベルの英作文も書けるようになった。
でも難関大学の英作文は全然書けない!って人多いと思います。
えっ6割でいいの?ってなると思いますが6割で大丈夫です。
そもそも大半の受験生は日本語をバカ丁寧に訳そうとして、使いどころが違う単語とちぐはぐな文法で英作文を書いてくるわけですよ。
そんな答案ばかりの中で意味は完全に翻訳しているわけではないけど、6割ぐらい意味が伝わって文法的にも間違っていない答案があったとします。
あなたならどっちに高得点をあげますか?
きっと6割でいいから意味が通って文法の間違いがない答案だと思います。
実際僕も英作文は6割の意味が通ればいいやって感じで書いたら本番で6割近い点数をもらえてましたからね。
みんなが英作文で落とすなか6割取れたから受かったんだと思います。
復習の際に意識すること
解く際に自分で実際にここまでならいけるかなと日本語を簡単にして英作文したものを、受験に詳しい人に実際ならどれぐらい取れているかを必ず添削してもらってください。
そこで毎回フィードバックしてもらい、自分の中でここまでだったら日本語を簡単にしてもいいという基準を作っていくしかないです。
そういうところで学校の先生や予備校の先生と言ったプロの人たちをうまく使っていってくださいね。
まとめ
- 中学英文法をきちんとアウトプットできるようにする
- 高校基礎レベルの英単語をきちんとアウトプットできるようにする
- 大矢復英作文講義の実況中継で英作文の基本を学ぶ
- 過去問で自分の書き方を確立していく
というのが一番点数につながりやすいです。
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