京大式ミニマル勉強法

最小限の努力で最大限の成果を

京大生が厳選した物理が苦手な人におすすめの参考書・問題集と勉強法

(※この記事は2018年3月22日に更新されました)

 

「物理の問題集っていろいろありすぎて、結局どれを使えばいいかわからない」

「物理に対して苦手意識が強い」

「物理の点数を効率的に上げる方法を知りたい」

この記事はそんなあなたに向けて書いています。

 

どうも北さん(@kitasan_study)です。

 

いつもは効率的な勉強法を書いていますが物理に関しては苦手な人向けの参考書・問題集と勉強法を書きます。

なぜ苦手な人向けかというとぼく自身が物理が大嫌いだったからです。(今も嫌いです)

高校の先生の授業が下手だったのもありますが授業を聞いても全く興味も持てないし理解もできず寝ていました。

そのせいでテスト前に勉強しても取れて平均を超えるぐらいだし電磁気のテストなんか30点も取れなかったぐらいです。

 

それぐらい物理が嫌いだったんですが浪人の時にわかりやすい先生といい参考書に出会えたのでなんとか京大の過去問で5割ぐらい取れるレベルになりました。

というわけで今日は物理が嫌いな人でもなんとか点数を取れるようにするための参考書と勉強法を紹介しようと思います。

 

物理の効率的な勉強法

物理は数学や化学と比べて基本的なことを理解しているかがより問われる教科です。
そのため基本的な解法を暗記をしただけでは点数が取りにくくなっています。
ただ理解できないから止まっていても進まないので基本的な解法を暗記しながら理解を深めていく必要があるんですね。
今回は解法を暗記しながら理解を深めていくための勉強法を書きます。

 

1.問題を解く

とりあえず問題を解けるところまで解いてみます。
このとき大切なのは10分考えてもわからなかったら答えを見ることです。

物理は公式や方針がわからない場合は進めないので諦めて答えを見たほうがいいですが、少し詰まった場合は10分考えてみましょう。
それでも進まないようならそれ以上考えてもムダなので諦めて答えを見ましょう。

その考えてる時間を復習に充てるほうが効率的です。

2.答え合わせをする

答え合わせをする時もただ漠然と答えを見て納得して終わりではダメです。
効率良く解法を暗記していくためにはできていない問題をできるようにするのが1番大切なので、優先順位をつけて問題を復習する必要があります。
そのための方法が◎○△✗勉強法です。

◎〇△×法は答え合わせの際に
  • 解いた際に解き方まで説明できて瞬殺するレベルで解けた問題には◎
  • 解いた時に瞬殺とまではいかないがなんとか解けた問題には〇
  • 解き方が全くわからないわけではないが、途中で計算ミスをしたり途中で詰まってしまった問題には△
  • 問題を見て解き方の方針すらわからないレベルの問題には× 
というふうに問題の横に評価を書いていきます。
 
この時大切なのはわからなかった知識はきちんと参考書に戻って復習しすることと、△や✗の問題はどこでつまづいたのかを確認し答えに感想などを書いておくことです。
この感想が次回の復習の時に同じ間違えをしていることに気付けたりするので役立ちます。
 

3.復習する

効率良く点数を上げるために最も重要なのがこの復習です。
基本的に人間の脳は一回見ただけでは覚えられないですからね。
ただできた問題を何回も反復しても効果が薄いので答え合わせの時につけた◎〇△×法にそって優先順位をつけて復習していきます。
◎の問題
最後まで説明できるレベルで解けた◎の問題はこれから先もおそらく解けるので復習は月に1度ぐらい見直すぐらいで大丈夫です。
〇の問題
なんとか解けた〇の問題は2日おきぐらいに軽く解きなおして3回連続で〇がついたら◎にしましょう。
△の問題
途中でつまったり計算ミスをした△の問題を〇にすることが効率よく解法を暗記するために一番重要です。
△の問題は計算ミスならなぜ計算ミスをしたのかを確認、詰まった時はその詰まったところがその問題のポイントなのできちんと理解して暗記をしていきます。
このとき毎回書くのではなく5回問題のポイントをきちんと言えるかだけ確認をしたら1回書いて実際にアウトプットできるか確認するのがいいと思います。
このアウトプットの際に詰まったりミスをしたらそこが次のポイントなのでまた復習していきましょう。
✗の問題
解こうとしても全く手も足も出なかった✕の問題はまずは問題の方針を何回も読んで覚え△にしましょう。
 

物理の苦手な人向けの参考書・問題集と実際に進め方

0.物理を勉強する前に

先ほども書きましたがぼくは物理が苦手でした。

今なぜ苦手だったんだろうと考えてみたところまだベクトルや微分積分を習っていない高校1年生の時に物理を勉強し始めたからだと思うんですよね。

そもそも微分積分なんてもともと物理学を理解するために作られた分野なので、物理を理解しようと思ったらできるにこしたことがないわけです。

物理を全部微分積分で理解しようとする必要はないと思いますが、ベクトルと数Ⅲの微分積分が理解できているとだいぶ物理も理解しやすくなるので、物理が苦手な人で数学も苦手だという人は先に数学を勉強してみてください

数学の勉強法はこちらです

現役京大生が教える数学ⅠAⅡBのおすすめの参考書・問題集と超効率的な勉強法 

現役京大生が教える数学Ⅲのおすすめの参考書・問題集と超効率的な勉強法

 

1.物理を理解するために

まず初めに言いたいのですが物理の参考書の定番の物理のエッセンスは使わないほうがいいです。

あれは名前の通り物理の『エッセンス』なので物理がわかってくるとよく要点がまとめられているなとなるんですが少なくとも苦手な人が読むものではありません。

 

物理のおすすめの参考書で物理のエッセンス、良問の風、名門の森をあげている人はたぶん最初から物理が得意だったと思うので、物理が苦手な人はその人のアドバイスは無視したほうがいいです

そんな物理が苦手な人におすすめの参考書は宇宙一わかりやすい高校物理シリーズです。

宇宙一わかりやすいの名前の通り苦手な人向けの参考書になっているので本当に丁寧に書いてくれています。

この参考書を読んでも物理が微塵も理解できない人は物理をやめて生物にしたほうがいいというレベルです。

 

もし物理に苦手意識はあるけど宇宙一はちょっと合わないという人は、問題演習の段階で秘伝の物理を使い、物理は同じシリーズを使ったほうが理解しやすいので、秘伝の物理講義を使うことをおすすめします。

〈参考書の使い方〉

参考書を進めていく時に重要なのは、まずはある程度の理解でいいということを意識することです。

ある程度でいいの?と思う人もいると思いますが、物理は読むだけでは理解しにくく問題演習をしながら進めたほうが理解も深まりやすいです。

特に宇宙一は分厚く1周するのも時間がかかるので、ある程度進んだら次に紹介する秘伝の物理問題集で演習をするというように並行して進めるのをおすすめします。
 

2.基本的な問題の解法を取得する

ある程度物理が理解できたら次は基本的な問題の解法を取得していきましょう。

基本的な解法を身につけるのにおすすめの問題集は秘伝の物理問題集です。

この秘伝の物理ですが問題の解説も詳しいしそれでもわからなければYouTubeに動画の解説もあがっているので独学で物理を勉強するのにうってつけの参考書となっています。

宇宙一わかりやすい高校物理や秘伝の物理講義と被っている部分は復習として解けるかどうか確認してみて、全ての問題をきちんと説明できるレベルにまで◎〇△×法を使って復習しながら何周もしてください

また理解できない場所は宇宙一わかりやすいや秘伝の物理講義に戻って確認することも大切です。

何度も言いますが物理は暗記よりもきちんと理解することを優先してくださいね。

 

終了時期の目安

【東大、京大、阪大、東工大】
8月から標準レベルの過去問演習を始めるためにそれまでに終わらせましょう。
現役生の場合は学校の進度に合わせて進めていきましょう。
【東北、名古屋、九州、北海道大学】
10月から標準レベルの過去問演習を始めてセンターまでに1周するために9月の終わりまでに終わらせましょう。
現役生の場合は授業の進度に合わせて秘伝の物理までは完璧にしましょう。
【神戸、広島大レベル】
センターが終わってからは過去問演習に入れるようにセンター試験の演習が本格化する12月までには終わらせましょう

 

3.過去問で基本的な解法の使い方を学ぶ

秘伝の物理をきちんと解けるようになったらもう過去問演習に入って大丈夫です。

「難易度が高い問題集を挟まずにいきなり過去問演習!?」と思う人もいると思うので理由を2つ説明します。

問題集では実践的な練習がやりにくい

難易度の高い問題集は勉強の効果が高くなるように問題を改編して問題の必要な部分だけを載せていることがよくあります。

簡単に言うと問題の中の難しい部分を切り取って載せているということです。

これは一見効果が高そうなんですが、実際の試験は難しい問題でも誘導に乗って解いていく力が必要なので、そのための練習ができないということになります。

 

入試によく出る問題の得点力を上げるため

市販のある程度広く浅く網羅している問題集は、網羅している分1周するのにも時間がかかり、過去問を使った問題演習に使う時間が取れないということがよくあります。

それに対して最初から標準レベルの過去問を使って練習すると、解く分野には偏りは少しでてきますが、実際に入試に出てくる問題の再現性を高め得点力をつけることができます。

そして入試によく出る問題を抑えた後に時間に余裕があれば網羅的に勉強していくほうが、最初から網羅的に勉強するよりも効率的です。

 

使用する過去問

国公立大学やMARCH以上の私立大学を受ける人は広島、神戸、北海道、九州大学の過去問が難易度的にバランスがいいのでそれぞれをやりこんでください。

 

終了時期の目安

【東大、京大、阪大、東工大】
10月からは志望校の過去問演習を始めてセンターまでに1周はするために10月までに終わらせましょう。
現役生の場合も授業の進み具合に合わせてテスト毎に九州大学レベルまで演習をすることで10月からは志望校の過去問演習をできるよいにしましょう。

 

4.志望校の過去問の演習をする

東大、京大、東工大、阪大の物理は他の国公立大学よりも難易度がワンランク上なので標準レベルの過去問演習が終わったら志望校の過去問をやりこんでいきましょう。

特に京大は25年前は時間が180分より短くて今の問題より簡単なので昔の問題からやっていくのがおすすめです。

 

過去問はその大学の先生が作ったものなので、この大学に来る人にはこの問題が解けて欲しいという問題集です。
そんな問題集を、実力試しに解いて終わりにするのはもったいないですよね。

実際ぼくは浪人の時に10月ぐらいからひたすら秘伝の物理と京大の過去問の25年分だけをやりこんで、早稲田と慶應は落ちましたが京大は受かりました

総合的な学力としては低かったかもしれませんが、京大に対する学力は合格レベルだったわけです。

そんなの本当の学力じゃないと言われるかもしれませんが、本当の学力なんて試験ではかれるものでもないと思うし、本当の学力をつけたかったら大学に入ってから勉強すればいいと思うので、まずは合格を優先して過去問をやりこんでください。

使い方は標準レベルの過去問演習と同じように、過去問を問題集として使って◎〇△×法で復習しながら点数に直結させていきましょう。

 

まとめ

物理が苦手な人は

  1. 宇宙一わかりやすい高校物理か秘伝の物理講義でざっと理解
  2. 秘伝の物理で理解を深めながら基本的な解法を取得
  3. 標準レベルの過去問で基本的な解法の使い方を学んでいく
  4. 志望校の過去問演習をする

というのが最も進めやすいです。

物理の苦手意識をなんとかなくせるようにみなさん頑張ってくださいね。

 

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