京大院卒がDUOや速読英単語ではなくシステム英単語をおすすめする理由
(※この記事は2018年3月22日に更新されました)
「英単語帳って多すぎて、どれを使えばいいかわからない」
「京大生がオススメする英単語帳を知りたい」
この記事はそんなあなたに向けて書いています。
どうも北さんです。
大学受験で英語を勉強するにあたって、まず一番初めに買おうと思うのが単語帳だと思います。
でも単語帳って
- システム英単語のような出る頻度順に前から並んだタイプ
- DUOのように一文に単語や熟語つめこんだタイプ
- 速読英単語のように文中で覚えていくタイプ
と種類が多いしオススメされているものが多すぎてどれを買うか迷いますよね。
実際ぼくもDUO、ターゲット、速読英単語、システム英単語といろいろな単語帳を使ってきました。
その中で、ぼくが一番いいと思ったのは、DUOや速読英単語やターゲットではなくシステム英単語でした。
今日は英単語帳を使う必要性と、DUOや速読英単語やターゲットをおすすめせず、システム英単語をおすすめする理由を書きます。
単語帳を使う必要性
DUOや速読英単語をおすすめしない理由の前に、みなさんはなぜ英単語帳を使うかを考えたことはありますか?
文中に出てくる単語を覚えたほうが実際に使える形で覚えられるから英単語帳を使わないほうがいいという意見もあるぐらいですから、英単語帳を使わなくてもいいんじゃないですか?
そんななかで、ぼくが考える英単語帳を使う理由は
- 自分が読みたいレベルの英文を読むのに最低限必要な単語を覚えて英文を効率よく読んでいくため
- 大学受験レベルで覚える必要があるものとないものを判断するため
だと考えています。
1.自分が読みたいレベルの英文を読むのに最低限必要な単語を覚えて英文を効率よく読んでいくため
センターの英文を読むとしても、単語を全然知らなかったら読むこともままならないし、一つ一つ知らない単語を調べていたら時間がかかって仕方がないですよね。
それに対して、単語帳であらかじめセンターレベルの単語を最低限覚えていれば英文を読んでいくことができますし、単語帳で見たけど覚えきれていなかった単語も文中で見ることで復習になり印象を強めることができます。
この自分が読みたいレベルの英文を読むのに必要最低限の単語を覚えるためには、単語が基礎レベルやセンターレベルなどのレベル別になっていることが重要になります。
2.大学受験レベルで覚える必要があるものとないものを判断するため
実際に英文を読んで復習をする時に知らない単語を全部辞書で調べて覚えようとしたら時間がかかって仕方がないんですよ。
それでも不安だから全部覚えるという人は好きにしたらいいと思いますが、できれば知らなかった単語の中でも大学受験に出やすいを覚えていきたいじゃないですか。
そんな時に単語帳は大学受験に出やすい語彙を収録しているので、知らなかった単語を単語帳で調べれば載っていた単語は覚える必要があるし、載っていなかった単語は覚えなくてよくて推測する必要があるという判断ができます。
この判断をするために単語帳に求められるのは、よく出る単語は載っているけど大学受験にはあまり出ないとかたまに出るぐらいの単語は載っていないということですね。
DUOをおすすめしない理由
ぼくがDUOのような一文に単語や熟語をつめこんだタイプをおすすめしない理由は、1の「自分が読みたい英文のレベルの語彙を効率よく覚えるため」の条件を満たしていないからです。
DUOは全部覚えれば確かに効率がいいかもしれないですが、レベル別になってないので覚えている途中で英文を読み始めにくいですし、そもそも量が多すぎて全部覚えきれないのでよく出る単語にぬけが出てくるんですよね。
しかも大学受験用の単語帳じゃないので、2の「大学受験レベルで必要かどうか判断することができる」ということも満たしていません。
実際に僕は学校が指定した単語帳としてDUOを一番初めに使い始めましたが、結局2年かかっても覚えきれず、これがぼくが英語がなかなか伸びなかった原因だと思います。
基礎的な英単語は載ってないし、同級生でDUOを高校時代に覚えきれていたのは現役で東大と京大に受かった人たちぐらいでしたしね。
ある程度英単語を覚えたうえで、さらに文で覚えることで英語力を高めたいという理由で買うならいいかもしれませんが、少なくとも最初に買う単語帳ではないです。
ただほかの英単語帳をやって、さらにDUOをやり切れる人って果たして受験生の何パーセントだろうと思うぐらいの理想論だと思いますけどね。
ある程度英単語を覚えた人は、DUOを使うより英文を読んでいったほうが点数が上がりやすいですよ。
速読英単語をおすすめしない理由
ぼくが速読英単語のような文章中に出てきた単語を覚えるタイプをおすすめしない理由も、1の「自分が読みたいレベルの英文の語彙を覚えるのに効率が良い」というのを満たしていないからです。
文章中に出てきた単語を覚えるというのは印象に残っていいんですが、いかんせん全部やるには量が多く時間がかかるし挫折しやすいので抜けが出やすいんですよね。
また文章を載せている分一冊に収録している単語数が少ないので、2の「大学受験レベルの単語かどうか確認する」ためには複数のレベルを使う必要があり効率が悪いです。
文章を読みながら単語を確認するための参考書的な役割で買うのはありですが、少なくともメインで使う単語帳ではないですね
ただ、速読英単語の文章を読むんだったら、まずは英単語を素早く覚えて、「肘井学のゼロから英語長文が面白いほどわかる本」のような、ちゃんと構造が取られて解説がついた問題集をやっていったほうがいいと思いますけどね。
ぼくがシステム英単語をおすすめする理由
ここまでで残ったのが、システム英単語やターゲットなどのレベル順に並んでいる英単語帳です。
レベル順に単語が並んでいる英単語帳は数ある中で、なぜシステム英単語をオススメするかと言うと
- 入試の基礎レベルから難関大学レベルまで網羅している
- ミニマルフレーズや多義語集など受験生に使いやすいようになっている
からです。
1.入試の基礎レベルから難関大学レベルまで網羅している
まず1に関してはターゲットもレベル順で量が適度であるんですが、システム英単語のほうがより基礎的な単語から、難しい単語でもよく出るものを厳選していると思います。
高校1,2年生や基礎が抜けている人はシステム英単語BASICからしたほうがいいですが
普通の受験生ならシステム英単語一冊で十分ですね。
実際ぼくもシステム英単語の1章から3章までと5章を完璧に覚えて、京大の過去問の中でわからない単語を調べるなかで4章に載っている単語だけを覚えていきましたがそれで十分でした。
このシステム英単語に載っていない単語は推測できるようにしたほうがいいというレベルですね。
2.ミニマルフレーズと多義語のリストが使いやすい
ほかのレベル順に並んでいる英単語帳との大きな違いが、このミニマルフレーズや5章に多義語のリストがあることです。
このミニマルフレーズや多義語のリストが文法問題を解くときや英作文を書く際に役に立つんですよね。
単語と前置詞の対応を表したミニマルフレーズや多義語をきちんと覚えることが、見えにくいですが点数につながってきます。
まとめ
DUOや速読英単語は
- 読みたいレベルの英文を読むのに効率が悪い
- 大学受験に出る単語を判断するには不十分
とメインに使う英単語帳としてはおすすめできません。
システム英単語は
- 単語がレベル順になっている
- 単語の量が多すぎず少なすぎずちょうどいい
- ミニマルフレーズや多義語がまとまっていて使いやすい
と1番メインとして使うのにおすすめできる英単語帳になっています。
システム英単語を使ってぜひ大学受験に合格してくださいね。
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